

トキオ(時之進)の相棒である少女ゾンビ。
本名:櫻コンスタンス路子(さくら こんすたんす みちこ)
職業:クラウン
享年:満13歳0ケ月
生没年:1942年1月7日~1955年1月30日
身長130cm/体重22kg
金髪にヘイゼルの瞳、羽のように軽く、子猫のようにしなやかな体を持つ女の子。

永遠の思春期女子
不自由なゾンビであることを受け入れ、どこか達観している一方で、生前と変わらぬ情緒を持ち、「なるべく普通の女の子として生きたい」と願っている。
包容力があり、幼いモモコや不安定な時之進(トキオ)を支える存在。時折厳しく怒ることもある。
本人は『永遠の思春期女子』を自認している。

History
誕生と幼年期
日系人の父・ジョージと白人の母・ヘレンのもと、アメリカ合衆国に生まれる。
出生名は『コンスタンス・ミチコ・サクラ』。
母は妊娠中、『つわり薬』として紫のオイルを服用していた。
第二次世界大戦が始まると、幼くして両親と共にカリフォルニアの日系人収容所へ入れられた。収容所での記憶は曖昧だが、白人の血が濃いゆえに日系人の中では浮き、差別や偏見を受けていた。
白人でありながら収容所へ同行した母について、路子は「変わった選択をする自分に酔っていたのだと思う」と評している。
終戦と来日
戦後、両親と共に来日し、日本に定住。『櫻路子』と名乗り学校へ通うが、今度はアメリカ人としていじめられた。
日本語ネイティブではないため、勉強や漢字はやや苦手である。
学校では『路子』、家では『コンスタンス』と呼ばれ、自分がどちらなのかわからず、アイデンティティは揺らいでいた。
小柄で体も弱く、体調を崩しやすかった。
母との関係
母ヘレンからは激しい体罰を受けることもあったが、母自身はその行為をすぐに忘れてしまうため、怒りと諦めに近い感情を抱いていた。
子どもを助けて病死
中学1年の冬、雪の日に近所の小川へ転落した子どもを助けるために飛び込み、その後高熱を出して死亡する。
本人は「風邪をひいて死んじゃった」と語るが、現代であればインフルエンザ脳症と診断された可能性がある。
ゾンビとしての目覚め
遺体の損傷が少なかったため、ほどなくしてゾンビとして目覚め、両親を驚愕させる。
人間ではなくなった自分を受け入れられず、壁をかけまわったり猫のように振る舞ったりと、パワーを持て余していた。
月藤邸へ
母は牧師に相談し、教会で出会った女性の紹介で路子は月藤邸へ預けられた。
その後、両親が再び彼女へ会いに来ることはなかった。時之進が現れるまでの10年間、孤独の中で過ごす。
サーカスと道化師
月藤邸でピアノ、アクロバット、コントーション、ダンスを学ぶ。ある日見たサーカスに強く心を動かされ、道化師の道を志す。
本名『コンスタンス』から『コニー』と名乗り、のちに出会った時之進をサーカスへ誘い、『トキオ』という名前を与えた。

人物
クラウンとしてのキャラクター
しっかり者で、相方にツッコミを入れたり叱ったりするタイプ。むしろ怒りんぼうだが、結局は一緒に悪ノリしてしまう。
性格と現在
ゾンビ化して間もないころは荒れていたが、現在は情緒は安定しており、ゾンビとしての生活も楽しんでいる。
本人は
「クラウンの時もそうでない時も、わたしはあまり変わらない」
と語る。
誰に対してもフラットに接し、感情は表に出やすい。怒りも恐怖も、好き嫌いもストレートに表現する。
気が強く包容力がある一方で、残酷なことやグロテスクなものは苦手。虫も苦手で、出ると叫ぶ。
身体能力
生前は病弱で運動経験も少なかったが、ゾンビ化によって体力に異常な強化が起こった。
時之進を片手で投げ飛ばすほどのフィジカルを持ち、アクロバットもこなす。十八番は軟体芸。
痛覚がないため、日常的に激しいトレーニングを行っている。
言語感覚
時之進曰く、
「コニーさんは日本語ネイティブじゃないから、おれよりはわずかに言葉を〝辞書通り〟に受け取りやすいんだ。」
生前の環境と感覚
父は日系人と白人のハーフ、母は白人であり、戦後の日本では疎外感を抱きやすい環境にあった。
家庭では、生野菜やパン、米、時折リンゴのみといった食生活で育ち、食への関心が薄く、味覚にも疎かった。
母は変わり者、父は頼りにならない存在として認識していた。
行動の根底
川に落ちた子どもを迷いなく助けた行動について、本人は「深く考えてなかった」と語る。
しかしその根底には、『役に立たなければ居場所がない』という意識があった可能性もある。

台詞
「…助けよう、なんて立派なこと思ってなかった。ただ、目の前に落ちた子がいたから。」

時之進(トキオ)との関係
月藤邸へ預けられて10年後に現れた時之進が、初めてのゾンビの仲間。
彼のことを『世話の焼ける弟』と認識しているが、同時にその冷徹さやトラウマ、底知れなさにも気づいている。『理解はするが、配慮はしない』というスタンスで接している。

その他
趣味はセルフネイル。ゾンビでありながらスキンケアやヘアケアも欠かさない。
小柄で幼く見られがちなため、私服は大人っぽいものを好む。