ゾンビの生態

ゾンビは、死後に再び動き出した存在である。

ただし、その条件は極めて限定されている。

胎内で『紫のオイル』を摂取し、二次性徴を迎える前に死亡した子どものみが、ゾンビとして再生する。

心拍や呼吸が停止したのちも、体内に生成された物質により、微弱な電位信号が全身を巡り続けている。

肉体は死んだ時のまま成長しない。

彼らは飲食を必要とせず、睡眠も取らない。

また、昼のあいだは完全な死体の状態に戻り、夜のあいだのみ活動する。

損傷した肉体は、時間をかけて修復される。

その過程は、まるで“逆再生”のようである。

子どもが心肺停止後にゾンビ化していくイメージ画